2012年2月29日水曜日

リーシャマールの猫達

うちの猫達、ハナ・マロン・キキ・トッティのうち、
ハナ・マロン・キキが、妹の愛猫達でした。
みんな、妹が他界した2年半前に、うちの子になりました。

野良の子猫だったハナは、弱っていて妹が可哀相だと保護し、我が子に迎えました。
マロンは妹と私で、4匹レスキューした兄弟猫の中の1匹です。皆仲良しの兄弟でした。
他2匹は兄弟で一緒に素敵な里親さんの元へ行き、今も幸せに暮らしています。

あと1匹は、ジジといいました。

ジジはとても野性的で、マロンと一緒に保護したのですが、保護した翌日、妹の家の2メートルはあろうかという高さの小窓に登り、そこから窓を開け、逃げてしまいました。
マロンも後を追い、2匹とも行方不明になってしまいました。
獣医さんで猫を保護する為の罠を借り、妹と一緒に仕掛け、3日3晩探しても見つかりませんでした。
妹と私は、2匹の無事を祈り、戻って来て、と語りかけていました。

4日目の朝、明晰夢を見ました。
ジジが大きな鳥(鷹のような)に捕まれてしまい、そのまま空高く上がります。
必死にもがき、何とか外れたのですが、そのまま落ち、地面に打ち付けられて息がか細くなり気が遠のく映像でした。きっとその後、再度捕えて捕食したことでしょう。
でも、苦しんで捕食されるというのに、不思議と辛いとかマイナスの気持ちはなく、
驚くことに、今回の生に対する達成感と満足感が入ってきました。
他、ジジから様々受け取ったり教えてくれた情報があるのですが、またの機会に。

同じ日の同じ朝、同時刻くらいに、妹も、ジジの明晰夢を見ていました。
その内容までもが、とてもよく似ていました。

もうジジは生きていない。ということは、後を付いて回っていたマロンひとりだけ。
というのが私と妹の疑いのない見解でした。

私達は、それまで以上に必死にマロンに話しかけイメージを送りました。
「マロン、お願いだからこの金網ケージの中に入って。場所はここにあるから。
勇気がいるけど、そしたら必ずうちに戻ってこれるから。思い切って頑張って入って!」

その日の夜、なんとマロンが金網ケージの罠に掛かったのです!
といっても、罠に掛かったのではなく、家に帰りたいから、勇気をふり絞って入ってくれたのでした。
妹から連絡を受け、私もすぐさま妹宅に行き、妹とマロンの無事を喜びました。

その後、マロンの里親探しはやめ、妹の子になりました。
とてもおっとりとしていて、人懐っこく、度胸もあるマロン。
大好きなママであり恩人である妹の他界で苦しんだのは、
ハナ、マロン、キキみんなも同じでした。

妹亡き後、1ヶ月程経った後に様子を見に行ってみると、猫達みんな、身体的にも精神的にも限界でした。。
キキは、タウリン不足で網膜萎縮が始まりかけて、瞳の下半分が白く濁ってきていました。
ハナもガリガリで目やにや鼻気管炎が再発、マロンの精神的ショックがとりわけ大きく、生きる気力を失っていました。
心のケアと身体のケアに環境のケア、魂のケア、全てを必要としていました。
妹を心から愛していたこの子達を、妹のように、同じ命として与える愛が必要でした。
一番その家に執着があると思えたハナに、聞きました。



「りさと一緒に行こう?うちに来る?」
ハナは、
「うん、行く。私も連れていって。」
と弱々しく、しかしハッキリと言いました。

私の家にはリリィ・ノア・メルテの犬達がいます。
犬達は猫に全く免疫がないので迎えるのは難しいと、誰しもが思えました。
猫達もこんな大きい子達に威嚇される所にいきなり連れてこられたら大きなストレスを感じるかもしれない。上手くいかないかもしれない。
が、そんなことは二の次でした。何より今の状態よりはマシなのです。
妹のために出来ることの1つとして、この子達の悲しみを拭い幸せにすることだ。と。
すぐさま猫達を引き取る交渉に入り、うちの子になりました。

キキは、妹夫妻しか姿を見た事がない子で、とても臆病。
私達夫妻も押し入れの奥に隠れているのを覗いた位しか面識がありませんでした。
お迎え当日、キキをケージに入れてもらおうとすると、バリバリに引っ掻き血だらけになってしまい、今日は無理だ、とのことでした。
でも、私にはそう思えませんでした。キキも、一緒に来たいと伝わってきていたからです。
今度は私達夫妻がチャレンジすることにしました。
初めてのまともな対面です。
「家族になろう、一緒に帰ろう?」と言い、手を差し出すと、
怖くて身体をガチガチに固めながらも、大人しく抱っこされ、キャットケージに入ってくれました。
こうして、我が家の家族は犬3匹、猫3匹の大所帯になりました。

その後1ヶ月を過ぎ、猫達も新たな暮らしに慣れてきました。
家族や妹の魂、動物達、みんなを支えなくては、自分どころではないと頑張る反面、
心がガタガタと音を立てて、バランスを崩してきました。
なぜ妹が死んで、こんな自分が生きているのか。
自分自身を許せず、生きる気力などこれっぽっちも湧いてこないのです。

リリィの散歩をしながら、みんなに教えと妹への救いを祈り、妹に語り、涙が止まらず、人目もお構いなしの状態が続いていました。
家や他の前では気丈に振る舞い泣けない状態だったので、ある意味そこでかろうじてバランスを取っていたのかもしれません。

そんなある日、トッティリーナ(トッティ)に出会いました。
いつものリリィとの散歩道、泣いて歩いている私。
すると、お母さんがいなくて救いを求め、必死に泣いている子猫が一匹目に入りました。
保護しようにも、リリィと近づくと逃げてしまいます。
いったん家に帰り、ヤギミルクを持ち、すぐまた行きました。
すると、語りかけるやすぐに出て来てくれました。
生後1ヶ月弱、大量のノミに血を吸われ、ガリガリに痩せています。
この今にも消えてしまいそうな命を、放ってはおけません。
「一緒に帰ろう?」というと、逃げずに抱っこをさせてくれました。
すぐ連れ帰り、自己紹介に猫達の紹介に、温かいお風呂と、ごはん。
洗いたてのタオルを重ね、フカフカのベッドを作ります。
その後も動物病院やら何から何まで、ミルクから離乳の時期を迎える頃の不健康な子猫を
保護することは、やることが沢山で、とても大変です。
トッティは、妹のことで生きてるか死んでるかも分からなくなり自責している私に、
今にも消えそうな命を取り留めること(レスキュー)をさせてくれたのです。

水を得た魚という表現が正しいかどうかは分かりませんが、
トッティをケアし無事救うことで、その時点の自分の心を救うことにも繋がっていました。

みんなみんな、ありがとう。

絶妙なタイミング。
全てに偶然はないのですよね。

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